脂肪は筋肉にならないし、筋肉は脂肪になりません。

2016年1月3日

なぜかよく聞くんですよねコレ。

脂肪を筋肉に変えるとか、運動してないと筋肉が落ちて脂肪に変わるとか。

私が高校生の頃は「プロテインを飲んでつけた筋肉は、飲むのをやめると脂肪になる」とかも言われてました。

なんでそんなことになったのかは謎ですが。

筋トレしても筋肉は「増えません」。太さが変わるだけです。

まずは根本的な話から。

筋トレや運動をすると「筋肉がついてきて大きくなる」と言いますね。

しかし、大きくなったからといって、筋肉が増えているわけではありません

 

筋肉とは、細~い筋繊維(せんい)が束になった、筋繊維の塊です。

筋トレで筋肉が大きくなるのは、繊維が増えているのではなく、繊維が太くなるから

 

【超回復】を調べたことがある人は聞いたことありませんか?

「筋肉痛は筋肉に傷が入っている状態で、それが治るときに傷が埋められ、埋めた分だけ筋肉が大きくなるんだ。」みたいな理論です。

この原理でも傷のいった筋繊維が発達するだけで、頭数が増えるような説明はありません。

 

なので大前提として、

筋肉(筋繊維)の数は決まっており、それが太くなるか細くなるか

 

【結論】筋肉(繊維)の数は増えない。もちろんプロテインを飲もうが飲むまいが同じこと。

※母親のお腹の中の「胎児」の時期に筋繊維数はもっとも増えその時期で筋繊維数はほとんど決定すると言われています。

 

筋肉は増えない=脂肪から筋肉に「変わる=新しく筋肉がつく」もありえない

筋肉(筋繊維)は大きくなることはあっても、頭数が増えることはありません。

「筋繊維が増えない」というのは言い換えると、

「1から新しく筋肉が作られることはない。」ということでもあります。

 

であれば、脂肪が筋肉に「変わる」=新しく作られることもまたありえません。

脂肪は所詮ただのエネルギー

ガソリンのタンクが空になったところで、エンジンに変わったりはしません。

 

筋繊維数は増えないけど「減る」

筋繊維数はどれだけ筋肉を大きくしたって数は増えないという話をしてきました。

では減らないのかと言われると、そんなことはなくて減ります(・・;)

だいたい40代くらいから老化現象として少しずつ筋繊維数が減っていくとされています。

 

老化の説明を簡単にしておくと、

  1. 人の体は無数の細胞からできている
  2. この細胞は古くなると、新しい細胞に作り替えられる(新陳代謝)
  3. しかし、この作り替えられる回数には限りがある
  4. それ以上作り替えられなくなった限界の時=老化

ざっくりですがこんな感じです。

※もう少しくわしく説明すると、

  • 細胞は分裂して(コピーを作って)増えていく
  • その増えるときに、コピーした細胞のDNAの「テロメア」という部分が短くなる
  • それ以上短くできないくらい短くなった時=それ以上その細胞のコピーを作れないとき=老化

この細胞の作り替わりこそが新陳代謝なのですが、この新陳代謝が下がってくる年齢=40代から筋繊維も減ってきてしまうわけですね。

 

まとめ

  • 筋肉は発達することはできても、頭数を増やすことはできない
  • =1から新しく筋肉が付くことはない
  • =脂肪が減ろうが増えようが、筋肉とは関係ない
  • 増えないけど、40代から筋繊維数は減っていくかも

もちろん40代から筋繊維が減っていくといっても、そんな急激に減るわけではありません。

 

ただ、それ以降は寿命のつきる細胞もでてくるので、肉体的なピークは過ぎていくのは確実。

そうならないためにも、運動して筋肉を使い、老化に負けない体づくりをしておきましょう。

2016年1月3日トレーニング, 筋肉データ

Posted by 脳筋