【騙されないためのダイエット知識】酵素は無意味!マジで無意味!!

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こないだ50歳になった母が、「酵素+水素サプリ」みたいなのを通販で頼んでまして。

※権利的に怖いので画像はなしです

理由を聞いてみたら

  • 「酵素ってええんやろ?」
  • 「痩せなアカンなって思って」
  • 「最近、疲れやすいからどうかなって」

と、典型的な情報弱者っぷりを見せつけられました(・・;)

 

で、母に説明したのを機に、「同じような人って多いのか?」と思い、

どれほど【酵素】の謳い文句が嘘っぱちなのかまとめていきます。

【酵素】以外にも

  • 【コラーゲン】とか、
  • 【スーパーフード】とか、
  • 【○○ダイエット】とか、

ダイエット業界のそれっぽい売り文句に引っかかる人は要チェックです!m9(`◉◞౪◟◉)

そもそも酵素とは1.体内で【作られる】酵素

まず【酵素】とはなにか

広い意味で言うと、発酵食品なんかに使う「菌」や「麹(こうじ)」も酵素ですが、

「人の体にある酵素」は「消化酵素」か「代謝酵素」の2種類しかありません。

 

これら2つを簡単に説明すると、

  • 消化酵素…栄養の分解=消化に働く酵素
  • 代謝酵素…分解した栄養を使うときに働く酵素

という感じ。

どちらも体内で作られるものでして、外から補うようなものではありません。

※このあたりは後述します

これら酵素は1つ1つ働ける栄養が決まっており、逆にそれ以外の栄養には何の仕事もできないのが特徴です。

 

酵素概要2.食べ物に含まれる(体外の)酵素

体内の酵素に対して、食べ物やサプリなどに含まれるのは「食物酵素」。

文字どおり食べ物(とくに野菜・果物)に含まれている酵素です。

食物酵素の多くはさきほどの「消化酵素」に近く、

例えばパイナップルに含まれる「ブロメライン」という酵素。

これはタンパク質を分解する酵素でして、肉を柔らかくするための下処理なんかに使われます。

 

酵素概要3.いずれの酵素にも共通する特徴

酵素は分かっているだけで3000以上の種類があるのですが、これらには共通する特徴があります。

すでに書いた【酵素は決まった栄養にしか働かない】も共通する特徴の1つですが、

以下でそれ以外も挙げていきます。

 

1.【タンパク質からできている】

黒毛和牛もも肉200グラム@dogrun Inc.

「酵素は果物や野菜に多い」と聞くとビタミンのイメージが強いかもしれませんが、

酵素は主にタンパク質からできています。

消化酵素でも、代謝酵素でも、食物酵素でも、酵素なら全て同じ。

 

このタンパク質は体内でペプチド→アミノ酸の順に、小さく分解してから吸収されます。

ココが肝でして、

  • 酵素を取る=タンパク質を取る
  • タンパク質は最少まで分解してから吸収される
  • 酵素も最少単位まで分解される
  • 酵素の意味なし!

という理論が成立しています。

 

酵素はよく「体の中の道具」と例えられます。

栄養「材料」、細胞は「工場」で、

工場材料の加工に使う道具が酵素だと言う事です。

 

道具が必要なのはもちろんですが、たとえばこの道具が分解されていたら?

ネジやドライバーが必要なのに、分解された鉄やプラスチックで届けられても役に立つか?

酵素が体の中で分解されるのは、ちょうどこんな感じに例えられます。

 

私が「酵素に意味なし!」と伝える最大の理由がここです。

 

2.【熱に弱い】

これは酵素の特徴というより、酵素の元となるタンパク質の特徴。

約50℃以上の加熱でタンパク質は変性し、働かなくなってしまいます。

さっき「パイナップルの酵素で肉をやわらかくする」という説明をしましたが、これは生のパイナップルの話。

加熱処理された缶詰のパイナップルでは、酵素が変性しているので効果がありません。

ほかの酵素でも同じことです。

 

3.【酸に弱い】

Photograph 035 by Lauren Mancke found on minimography.com

これも熱と同じく、タンパク質の特性。

とうぜん、胃酸の影響を受けるので、食べても胃の中で変質してしまいます。

ただ、ここに関してはほとんどのサプリメントに共通の課題なので、

今は胃酸に対処済みのサプリもあります。

それが酵素サプリなら「だからどうした」って話なんですが。

 

【これらを踏まえた結論】酵素が入ってるからってなんなの?

  1. タンパク質からできている=体内でアミノ酸まで分解されてから吸収されるので、酵素でとる意味がない
  2. 熱に弱い=製造過程で加熱してたらアウト
  3. 酸に弱い=胃酸の影響で変性する

これら3つを考慮すると、「酵素」として体内に取り込める確率は限りなくゼロ。

つまり、【サプリなどから「酵素」を取り入れる意義はゼロ】になります。

 

それを差っ引いても酵素サプリは「酵素」と名乗っているだけで、

なんの酵素なのか説明されていません。

先ほども言ったように、「酵素は1種類につき、1つの栄養にしか働かない」ので、なんの意味もない酵素が入っている可能性も高いですし…

 

  • 体内に取り込めないという意味でも、
  • 取り込んでも何の役に立つかわからないという意味でも、

酵素サプリはまったくおすすめできません。

 

強いて酵素を生かす方…法?

強いて食物酵素の活かし方を挙げるなら、

脂質を含む食べ物+脂質を分解する酵素(大根おろしのジアスターゼなど)といったように、

食べ合わせを考慮すれば消化吸収の助けにはなります。

酵素を含む食べ物+その酵素の対応した栄養+その栄養を含む食べ物

と、事前知識がかなりいるので、難しいでしょうが…

 

【酵素ドリンク】も論外

酵素の健康食品には、

  • 酵素そのものを含んだサプリ
  • 酵素の材料が入ったサプリ(ドリンク)

の2種類あるそうで。

酵素そのものは入ってないけど、体内で酵素を作るときの材料が入ってるよ~みたいな。

 

それっぽく聞こえますが、前述したように酵素の原料はタンパク質。

タンパク質の使い道なんて、酵素以外にもいくらでもあります。

例:筋肉、骨(骨髄)、皮膚、髪、爪…

これだけタンパク質の使い道があるなかで、ピンポイントで「酵素が増えます!」って根拠はゼロ。

あまり期待できるものではないでしょう。

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【結論】贔屓目に見ても、消化吸収を補う程度

  1. 酵素は体内で作るものと、食べ物に含まれているものがある
  2. 体内の酵素は消化酵素代謝酵素の2種類ある
  3. どちらも体内で合成するもので、外から取り入れられない
  4. そもそも食物酵素は胃酸や熱で壊れるので、サプリでは意味なし
  5. ただ、食物酵素には消化酵素に似た働きをするものがあり、食べ合わせ次第では消化酵素を補える

要点をまとめるとこんなところです。

 

【酵素ダイエット】を謳う商品をかたっぱしから調べてみましたが、

  • 酵素は代謝に関わる
  • 酵素が足りないと代謝が悪くなる
  • だからこれで酵素を補うと代謝がUPするよ!

みたいな売り文句が多いようですね。

改めて言いますが、食べ物から酵素を摂る意味はほぼないです。

仮に本当にやせたとしても、絶対に酵素以外が原因ですから。

※ちなみに、美容・ダイエット商品は「コラーゲン配合」のものが多いですが、

コラーゲンも酵素と同じく、主成分はタンパク質

吸収される次点で分解されるので、外から入れても意味がないです。

 

一方で、消化酵素に近いものを、普段の食事に取り込むのはアリ。

肉・魚+大根おろし(脂質の分解を助ける)みたいな感じで、胃腸の負担をおさえる組み合わせは体にいいですよ。

 

最期に【ダイエット、サプリメント業界を決して信用するな!】

言い過ぎに聞こえるかもですが、このぐらいの腹づもりがちょうどいいです。

マジで日本のサプリメントはパワーワード(酵素とかコラーゲンとか)に頼っただけの商品が多いので、

健康やダイエットに気を使うなら、サプリより無添加・無農薬の食品にこだわった方が100000倍効果的だと声を大にして言わせていただきたい。

 

たま~にまっとうな商品も見ますが、日本のダイエット業界は9分9厘、信用できないということを、覚えていて下さい。

これがアメリカだと市場の規模が桁違いなんで、内容・研究ともにだいぶ洗練されてるんですが…

なんにせよココが分かってないと、100%情報弱者として搾取されますよ!m9(`◉◞౪◟◉)

※広告に酵素系の商品が表示されてたらゴメンなさい、それ自動広告なんでコントロールできないんです(・・;)

ダイエット, 健康

Posted by 脳筋