脂肪燃焼スープの効果では脂肪は燃えない!アメリカの原文から分かる実態

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どうも、野菜スープに限らず汁物は好きでよく食べます。脳筋です。

脂肪燃焼スープってご存知でしょうか?

「アメリカの外科の病院で手術前に実際に使われたという、食べるほどにやせるスープ」なんだそうです。

「脂肪燃焼スープ」と名付けてるくらいですから、ここで言う「やせる」は脂肪が燃えて痩せれると言っているんでしょう。

 

アメリカのあるスープがもとで、日本では「脂肪燃焼スープ」として広まっていますが、本元をさぐると・・・?

今回はまがいなりにも医療職として、この「脂肪燃焼スープ」について解説していきます。

 

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:

・脂肪燃焼スープの基本レシピ

画像引用:http://diet.goo.ne.jp/topics/0601_no1/02.html

日本での基本的なレシピだと、

材料(7皿分)

■タマネギ(大)……………………… 3個
■セロリ(太いもの) ………………… 1本 葉の部分は入れなくてもよい
■キャベツ(大)…………………… 1/2個
■トマト(大) ………………………… 3個 400gのホールトマト缶詰めでもよい
■ニンジン…………………………… 1本
■ピーマン…………………………… 1個
■水…………………………………2〜3L ミネラルウォーターか、1日置いて塩素を抜いたものが望ましい

だし

■かつお節……………………………10g
■鶏がらスープの素……………小さじ1杯
■コンブ…………………………………5g

味つけ

■ショウガ………………………………1片
■天然塩………………………………少々

引用元:http://diet.goo.ne.jp/topics/0601_no1/02.html

となっています。

これは日本のサイトのものを引用していますが、アメリカの原文だと「マッシュルーム」もレシピに入っているようです。

また、アメリカのレシピでは塩は厳禁とされており、味付けは約3ℓのスープにブイヨンキューブ1~2個のみ。

ほかはカレー粉、ガーリックパウダーなどで風味をつけて味付けすることが推奨されています。

 

日本版、アメリカ版どちらにせよ、肉も魚も使わず、カレールーやクリームなどのカロリーの高い調味料、ジャガイモなどの糖質の高い野菜も使わない野菜スープということです。

レシピによってはトウガラシをいれたりもするようですが、トウガラシを入れたとしても、なんの変哲もない野菜スープですね。

では次はこの「脂肪燃焼スープ」を使った、ダイエットのルール説明です。

 

・脂肪燃焼スープダイエットのルールと期間

「食べれば食べるほどやせる」と謳ってますが、実際にはかなり細かいルールがあります。

ルールというか、1週間のスケジュールが決まっているようです。

全体のルールと1週間のスケジュールを確認していきましょう。

本元のアメリカ版と日本版の違いにも注目してみて下さい。

 

日本版とアメリカ版の基本ルール

日本版では

  1. 飲酒厳禁(仮に飲んでしまってもそこから24時間は飲まない)
  2. 糖類禁止=菓子類はもちろん、ジュースも厳禁
  3. 夕食では必ず最初にスープを1皿以上食べること
  4. 1週間欠かさずに食べ続けること
  5. スープはお腹いっぱいになるまで食べること

この5つが1週間、常に当てはまる基本ルールです。(5、要るかな(・・;))

上2つはただのダイエットの基本ですし、下3つも様は「置き換えダイエットして下さい」ってだけです。

 

ちなみにアメリカ版の原文のルールでは、

  1. ダイエット法を守ること
  2. コップ4杯以上の水を毎日飲むこと
  3. 7日以上は絶対に続けないこと(再度やるとしたら2週間はあけること)
  4. 良質のマルチビタミンで栄養を補うこと
  5. HPから内容をプリントアウトして参照すること(特に7日間のスケジュール)
  6. スープをたくさん摂ること…たくさん摂れば摂るだけ体重が減ります。絶食は絶対いけません。
  7. 好きなスパイスや具材を追加して食べやすくすること

引用元:http://blog.livedoor.jp/potos_miki/archives/51962973.html

となっています。

やはりというべきか、本元の方が必要な事を明記したルールですね。

(「プリントしておくこと」はアメリカの説明ではよく使われる気がします。以前私が見たトレーニングの指南書にも同じ文章がありました)

ただ、こちらでは「食べれば食べるほど体重が減る」とルールの時点で明記しているようです。

絶食を否定するための文章にも見えますが、明記されていることには間違いありません。

 

また、アメリカ版ではルール以外にメリット・デメリットも記載しています。

<このダイエット法の良い点>

・早期に結果が出る
・リスト内の食べ物ならどれだけ食べてもよい
・穏やかな手法の長期的なダイエット法を行う前の「キックスタート」用として最適

<このダイエット法の悪い点>

・あまり味がないと感じる人もいる
・頭がくらくらしたり、しんどくなったり、集中力が減ったと感じる人もいる

引用元:http://blog.livedoor.jp/potos_miki/archives/51962973.html

こう見ると日本ではずいぶん断片的に伝わったようです。

 

では具体的な1週間を見ていきましょう。

 

1週間の1日目

Photograph 049 by Ashley Schweitzer found on minimography.com

この日の食事はスープとフルーツのみ。(バナナは不可)

水分補給は基本的に水。どうしてもガマンできない場合のみ100%のフルーツジュースを飲んでよい。

※日本版ではジュースの種類は記載されていませんが、アメリカ版ではクランベリージュースのみとなっています

 

2日目

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食事はスープと野菜のみ。

トウモロコシ、豆類以外の野菜ならいくらでも食べてよく、油や砂糖を使わなければ調理法も自由。

※日本版ルールでは記載されていませんが、原文のルールでは乾燥豆がダメなだけで、それ以外の豆はかまわないようです。

夕食のみベイクドポテトなどのジャガイモを食べて良い。

アメリカのルール上では「ジャガイモ1個分だけ」と量も記載されています。

「頑張ったご褒美にバターをつけて食べる」と書かれており、バターの使用量については言及していません。

糖質は制限して脂質は二の次なあたり、典型的な糖質制限のようです。

 

3日目

この日はスープとフルーツ、野菜のみ。

ただ昨日と違い、ベイクドポテトはダメ。

当然、トウモロコシや豆類も食べてはいけない。

(繰り返しますが、アメリカルールではトウモロコシと乾燥豆がダメなだけです)

 

4日目

スープ、バナナ、スキムミルクだけの日。

バナナはこの日だけで3本、スキムミルクは500ml飲む。

※アメリカ版ではバナナはこの日だけで8本、スキムミルクは飲めるだけとされています。

(3と8見間違えたのか?(。。;))

これにより甘いものを食べたくなる欲求を抑える効果も期待しているようです。

 

5日目

食事はスープ、肉、トマトのみの日。

赤身の牛肉、鶏肉、魚などを350~700g食べ、トマトはこの日だけで最大6個まで食べる。

※アメリカ版では牛肉か「皮なし」の鶏肉を280~560gと記載しています。

また、ベジタリアンは枝豆などで代用するとも記載してあり、ようは脂肪分の少ないタンパク源ならなんでもいいと思われます。

アメリカ版でもトマトを最大6個と記載されており、最低何個なのかは記載されていませんでした。

 

6日目

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スープ、野菜、牛肉のみの日。

スープを最低1杯飲み、あとは牛肉などのタンパク質と野菜のみの日。

牛肉の量に制限はないが、ジャガイモなどの炭水化物が多いものは食べてはいけない。

※アメリカ版では「牛肉の量に制限はない」と書いている一方で、「緑黄色野菜と一緒であればステーキ2,3枚食べてもよい」と記載されています。

 

最終日、7日目

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玄米、野菜、フルーツジュースの日

※アメリカ版もほとんど同じですが、「加糖なしのフルーツジュース」とされており、最初のルールでクランベリージュースのみとされています。

 

・1週間のまとめ

これが1週間のスケジュールです。

アメリカ版と違いはありますが、ほとんど同じ内容と考えていいでしょう。

全体を通しての感想は

「ただの食事制限」

の一言に尽きます。

 

アメリカ版では「脂肪燃焼」なんて一言も書いてないのでいいのですが、これを「脂肪燃焼スープ」として広めた人は、いったいどのタイミングで脂肪が燃えると思っているのか・・・

 

ジャガイモやジュース、バナナが許可されているタイミングがあるとはいえ、流行の「糖質制限」と非常に良く似たダイエットのようですね。

そう考えると、ルールの悪い点にあった

・頭がくらくらしたり、しんどくなったり、集中力が減ったと感じる人もいる

は、低血糖の症状なのかもしれません。

 

・アメリカ版では「キャベツスープ」という名前で「脂肪燃焼スープ」は日本の造語

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アメリカ版の説明ではそもそも、脂肪燃焼スープと言う名称は出てこず、「キャベツスープ」となっています。

それどころか、説明文中にも脂肪の燃焼効果には全く言及していないくらいです。

説明文には「このスープは体重減少、とくにデトックス効果が高い」とされているだけで、脂肪燃焼には全く触れられておらず、「カロリーや栄養素を極端に減らしたメニューなので長期の使用は避けるべき」と記載されています。

つまり、日本で広まっている「脂肪燃焼スープ」は名前にインパクトを持たせるためのただの造語なのです

 

・結論:普通のダイエット食で、やってることはただの食事制限

名前負け感が非常に強い「脂肪燃焼スープ」でしたが、そりゃ名前だけ勝手に変えただけなんですから当たり前です。

「脂肪燃焼スープ」なんてかん違いさせるような名前を付けたやつが全部悪い。

ただ、脂肪燃焼効果がないだけで、ダイエット効果は高そうです。

以下で説明していきます。

 

・ダイエット効果もメリットもありますが、脂肪は燃えません

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脂肪燃焼スープの本元である「キャベツスープ」は「毒だしスープ」とも言われてます。

ようは体にたまった毒素を排泄する、デトックス効果のあるスープだと言う事です。

さすがにスープだけでデトックスできるとまでは言いませんが、こっちの名前なら納得できます。

 

積極的な水分補給をすすめていたり、アメリカ版では減塩をルールに組み込んでいたり、カロリー制限による体重減少はもちろんですが、体の循環改善を目的としているのは明らかです。

ただ、これらのルールにのっとった生活を送れば効果がでてくるので、このスープを食べていればいいというわけではありません。

(実際、このスープを作って食べたけど効果がなかったという人は、これらのスケジュールまでは知らなかった人も多いようです。)

 

脂肪燃焼効果については0%だと声を大にして言えますが、デトックス効果は高いとこちらも声を大にして言える。

そんなスープ・メニューになっていると思います。

 

また、原文では長期的な使用は控えていますが、これは極端な低糖質・低タンパク質が原因と考えられます。

「肉や卵を食べる日」を毎日にし、スープに少しイモ類などをいれるようにすれば、毎日続けても問題ない程度の糖質制限になります。

長期的に続けたい人はそのように調整しましょう。

 

・終わりに

野菜スープを飲むだけで脂肪が燃えるわけなんてないと思ってましたが、そもそも日本に取り入れただれかが勝手につけた名前だったようです。

「デトックス効果」や、「食事制限による体重減少効果」を連想させる名前なら特に文句も間違いも無いんですが、インパクトをつけるためにあえてこの名前にした奴が全ての元凶ですね。

実際、アメリカの医療機関で使われていたのもウソではありませんし、説得力も高めやすかったのでしょう。

 

日本のサイトで「脂肪燃焼スープ」と調べるときは、

  • 「脂肪燃焼」は名前だけだということ
  • ダイエット効果は高いが糖質制限などと同じ、食事制限の1種だということ=筋肉量なども落ちる

この2点をふまえた上で参考にするようにして下さい。

 

また、原文のサイトさまは日本のサイトに比べ、必要な情報や注意もきちんと記載されていました。

なので、私のように英語は読めない方はこちらの和訳サイトさまを参考にすることをオススメします。

引用元:Cruiskeen Lawn さま

 

「食べれば食べるほど脂肪が燃える」この手の売り文句はダイエットを目指す人間には魅力的ですよね。

最近は「マイナスカロリー」という、食材のカロリーを消化するカロリーが上回る食品もありますが、まだ科学的に解明されたわけではありません。

どんなダイエット情報であっても、正しい情報がどうかしっかり吟味してから実践しましょう。


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