筋肥大でプロテインは必須なのか?メリット3つとデメリット2つ
いまやサプリメントのなかでも飛び抜けて有名なプロテイン。
多くのトレーニーの方が愛飲していると思います。
ただ、このプロテインのことを勘違いしている人は今でも結構多いですね。
今回はプロテインの簡単な説明と、筋トレや筋肥大にプロテインは必須なのかを解説していきます。
・タンパク質が必要なだけであって、プロテインである必要はない
いきなり結論です。
筋肉を増やすには、何よりタンパク質が必要です。(他にも色々ありますが、今回は省略)
このタンパク質を補給するために、世のトレーニーたちはプロテインを飲んでいます。
言い換えると、タンパク質さえ補給できていれば、わざわざプロテインを飲む必要はありません。
プロテインはただの「食品」であって、「筋肉増強剤」ではないからです。
・プロテイン=食品
繰り返しますが、プロテインはただの食品です。
よく飲めば筋肉が増える「薬」と勘違いしている人がいますが、ただの「消化・吸収を良くしたタンパク質」です。
極端な話、タンパク質が摂りたいだけなら、肉を食べるのとたいして変わりません。
そのぐらいのものだということをまず覚えておいてください。
・ならなぜプロテインを飲むのか?
普通の食事とたいして変わらないなら、なぜわざわざプロテインを買うのでしょうか?
それにはいくつかのメリットがあるからです。
・メリット1.吸収が早い
筋トレ後の30分以内はゴールデンタイムと言われ、タンパク質の吸収率が高まっている状態です。
このときに消化吸収に時間がかかる食品に比べ、プロテインは素早く吸収できるのが大きなメリットとなります。
・メリット2.非常に手軽
第2に、水に溶かすだけですぐ飲める手軽さです。
自宅ならともかく、ジムでのトレーニング直後に肉や魚を食べるのは難しいですよね。
ハードなトレーニングをした直後ならそもそも食事がのどを通りにくいこともあるはずです。
しかし、プロテインは水さえすぐ飲めるので、手軽にタンパク質を補給できる強みがあります。
・メリット3.タンパク質以外の栄養
第3に、ビタミンやカルシウムなどのほかの栄養も摂取できることです。
これは種類にもよりますが、私の買っているビーレジェンドだとビタミンCやビタミンBが入っています。
他にもクレアチンなどの、筋トレの効果を上げてくれる成分が入っているものもあるので、より筋肉増強に特化した食品ということになります。
(重ねて言いますが、それでも「食品」ですので飲むだけで筋肉が増えるわけではないです)
・プロテインのデメリット
メリットをいくつか挙げていきましたが、もちろんいい部分ばかりではありません。
デメリットも存在します。
・デメリット1.値段が高くなる
よく「プロテインで買ったほうが、タンパク質あたりの値段は安い」と言いますが、実際はそうでもなかったりします。
例えば、とりの胸肉。
安くてタンパク質が豊富な食材ですが、この胸肉には100gあたり20gのタンパク質が含まれています。
プロテインだと物によりますが、1回分で20g近いものが多いです。
つまりほぼ同じタンパク質量です。
では値段もみていきましょう。
胸肉は私の近所の業務スーパーだと、2kgでやく1000円です。
プロテインの方は、私の使っている「ビーレジェンド」だと1袋やく3000円で35回分です。
胸肉は2kgで(1000円で)タンパク質400g(2000g÷100g×20g)
プロテインは1kgで(3000円で)タンパク質700g(20g×35回)
仮に胸肉を3000円分買ったらタンパク質は1200g。同じ値段でかたや700g。かたや1200gです。
はい、普通に負けてます。それも結構な差で。
もし、「タンパク質量あたりの値段が安いからプロテイン!」と考えていた人は少し考えなおしてください。
・デメリット2.合わない人だとお腹をこわす
これは食品でも一緒なんですが、体質的に合わない人がいます。
お腹が張ってしまったり、お腹を壊してしまうことが多いです。
いまのプロテインはほとんど牛乳から作られているので、牛乳でお腹を壊す人には合わないことがおおいですね。
(そんな人たちでも飲めるよう、改良したプロテインもありますが、結構割高です。)
また化学薬品が使われていることもあり、その影響もよく話題にあがります。
が、確実なデータがほぼ存在しないので、今回のデメリットリストからは割愛します。
・まとめ
プロテインのことをあまり知らない人が「筋肉増強剤」とかん違いしているのはもちろんですが、プロテインのことは知っていても「値段が食品より安い」と固定観念でかん違いしていた人もいたかと思います。
ただ、調理の手間や手軽さは度外視ですので、完全に比較できているわけではありません。
結論としては、
プロテインがあるとタンパク質の補給に便利だが、全く必須ではない。
となりました。
少しでも参考になれば幸いです。
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